2006年 03月 04日
さよならシロ |
先日、国内最大級の猛禽類のイベント『フライト・フェスタ』が開催されました。
当日はあいにくの雨に見舞われてしまいましたが、
スタッフの方々の熱意のおかげで、無事にイベントを終えることができました。
スタッフの皆さま、参加したファルコナーの皆さま、お疲れ様でした。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
また、色々と準備を手伝ってくれたCielさん、ありがとう。
僕も『ストゥーパー』としてブースを出したのですが、
僕自身、最大の関心事はやはり「スカイトライアル」。
過去二度のトライアルでは今は亡き愛隼『スケアクロウ』と参加するも、
連続ロスト……という失態。
若輩ながらも「ハヤブサのトレーニングいたします!」とストゥーパーで看板を掲げている以上、
三度目の失敗は許されないな……と、
プレッシャーに押し潰されそうになりながらのエントリーとなりました。
本来なら自分のハヤブサ『カスケード』を飛ばしたかったのですが、
より仕上がっている『(預かっている)ジア・セイカー(以下、シロ)』での参戦。
これを決定するまでに僕なりに悩みました。
「自分の鳥は仕上がっていないのに……」と。
しかし、シーズン中ずっと、
自分の鳥のように大切に接し、トレーニングしてきました。
毎週末、猛禽屋の藤田さんに指導してもらい、
ハンティング・バードとしても育ててきました。
シロのオーナーさんからも快く承諾をいただいたので、
そのフライトを大勢の方に見てもらうべく、
また、僕自身のトラウマを払拭する為にシロを飛ばすことにしました。
初めての雨の中のフライトということで、
「またロストしたら……」と頭に不安がよぎりましたが、
その場を和ます藤田さんの声援によってなんとかフライトさせることができました。
優勝戦線に絡めるようなフライトはできませんでしたが、
あの悪条件下で過去最高に近いフライトができましたので、
ホッと胸を撫で下ろしています。
無事に戻ってきたシロをオーナーさんに渡し、
これでシロとはお別れ。
仕事としてトレーニングしてきたので報酬をいただくのも嬉しいことですが、
毎日飛ばすことによって感じたことや得たスキルが、
僕にとっての最大の収穫であり、財産です。
さて、のんびりしている暇はありません。
3月21日(火)「春分の日」に予定している「スカイトライアルin茨城~ハヤブサ祭り~」に向けて、
『カスケード』を仕上げなくてはなりません。
日々、調子を上げてきているので、
このまま当日までに何とか形にしたいです。
by af-outfitters
| 2006-03-04 12:14
| トレーニング